【初心者向け】VBAで入力ミスを防ぐ！日付形式・選択肢制限・ユーザーフォームでのチェック方法まとめ

結論：VBAで「リアルタイムなチェック」や「入力制限」を仕込めば、ミスは激減します！

セルの書き換え防止！条件付きで編集不可にする方法

「完了」と書かれている行は書き換え禁止にする。

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
    If Not Intersect(Target, Range("A2:A100")) Is Nothing Then
        Application.EnableEvents = False
        If Cells(Target.Row, "B").Value = "完了" Then
            MsgBox "完了済みのデータは編集できません。"
            Application.Undo
        End If
        Application.EnableEvents = True
    End If
End Sub

日付入力をチェック！正しい形式か判定する方法

入力された内容が日付形式でなければ警告を出す。

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
    If Target.Column = 3 Then ' C列（例：納期）
        If Not IsDate(Target.Value) Then
            MsgBox "正しい日付形式で入力してください。（例：2025/07/01）"
            Application.Undo
        End If
    End If
End Sub

選択肢の中からだけ入力させたい！（リスト制限）

方法1：VBAで動的チェック

Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
    Dim 選択肢 As Variant
    選択肢 = Array("承認", "保留", "却下")

    If Target.Column = 4 Then
        If IsError(Application.Match(Target.Value, 選択肢, 0)) Then
            MsgBox "選択肢以外の値は入力できません。"
            Application.Undo
        End If
    End If
End Sub

方法2：データの入力規則と組み合わせも有効です。

ユーザーフォームでミスを未然に防ぐチェック項目

使用例：社員番号（数字5桁）、名前（未入力不可）

Private Sub 登録ボタン_Click()
    If Not IsNumeric(txt社員番号.Value) Or Len(txt社員番号.Value) <> 5 Then
        MsgBox "社員番号は5桁の数字で入力してください。"
        Exit Sub
    End If

    If txt名前.Value = "" Then
        MsgBox "名前は必須です。"
        Exit Sub
    End If

    ' 登録処理
    MsgBox "登録が完了しました。"
End Sub

応用編：複数の条件を組み合わせた堅牢な仕組み

• C列：日付チェック（必須）
• D列：選択肢チェック（承認/保留/却下）
• 完了行は全列保護

VBAで複数条件を組み合わせることで、より実務的なチェック機能を実装できます。

まとめ：小さな仕掛けで大きな効果！

入力ミスは「入力後の修正」より「入力前の予防」が圧倒的にラク！
VBAで事前チェックや入力制限を仕込むだけで、作業精度は一気に向上します。
まずは一つずつ実装して、業務ファイルの信頼性をアップさせましょう！