この記事で解決できる3つの疑問
A子さん「Dim」って何に使うの?
変数ってどんな時に必要なの?
初心者でも分かる具体例が知りたい!
結論:変数は「一時的なデータ置き場」、Dimはその準備!
私はVBAを30歳を過ぎてから触れ始めた初心者でしたが、「変数」の概念を理解してからは、処理の幅が一気に広がりました。
VBAにおいて変数は「箱」です。そしてDimは箱を作るための命令です。たったこれだけのことですが、理解することでVBAの読み書きが一気にスムーズになります。
目次
変数とは?超シンプルに解説
変数 = 値を一時的に記憶しておく“箱”



例えば、テストの点数が80点だったとします。これを「点数」という名前の箱に入れておくことで、あとでその値を何度でも使い回せます。
Dimによる変数の宣言方法
Sub 変数宣言のみ()
Dim 点数 As Integer
End Sub
この1行で、「点数」という名前の整数用の箱を作ることができます。
Dim:箱を作る命令点数:箱の名前(自由に決められる)As Integer:箱に入れる中身の種類(ここでは整数)
よく使うデータ型の一覧と用途
| データ型 | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| Integer | 整数 | 1, 200, -5 |
| String | 文字列 | “こんにちは” |
| Double | 小数 | 3.14, -0.5 |
| Boolean | 真 or 偽(True / False) | True |
| Date | 日付や時刻 | #2025/5/6# |



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変数を使った具体例:点数の判定処理
Sub 点数判定()
Dim 点数 As Integer
点数 = 75
If 点数 >= 80 Then
MsgBox "合格です!"
Else
MsgBox "不合格です…"
End If
End Sub



このコードでは、「点数」という変数を使って合格・不合格の判定をしています。値を一度 点数 = 75 と代入しておけば、何度でも使えるのが変数の強みです!
変数にまつわる注意点とベストプラクティス
変数名はわかりやすく
× x、a、b よりも 合計金額 や ユーザー名 の方が明快
型はできるだけ指定する
型を明示しないと予期せぬエラーや遅延の原因になります
Option Explicitを活用
宣言漏れ防止のため、VBEでは「ツール → オプション → 変数の宣言を強制する」にチェックを!



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まとめ:まずは1つ宣言して使ってみよう!
変数はVBAの超基本でありながら、非常に重要な概念です。
箱(変数)を作る → 値を入れる → あちこちで使う。この流れが理解できれば、あとは応用あるのみです。

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