■ あの日、残業に疲れていた自分へ
「ああ、また同じ作業か……」
当時の私は、毎月同じExcelファイルを開いては、
コピー、貼り付け、フィルター、並べ替え……という単調な作業をこなしていました。
いわゆる“Excel地獄”と呼ばれる状態。
20時を過ぎるオフィスで、
「これ、誰か自動でやってくれないかな」と思った瞬間、
ふと目に入ったのが**「マクロ(VBA)」という言葉**でした。
■ はじめての「関数」はGoogle検索から
最初は関数すら使いこなせておらず、
「IF 関数 使い方」と検索しては試行錯誤。
ちょっとしたIF文やVLOOKUPがうまく動いたとき、
思わず「おお!」と声が出るほど嬉しかったのを覚えています。
ただの作業が、ちょっと“自分の工夫”に変わった瞬間でした。
■ VBAとの出会い:「何度もやるなら自動化できる」
やがて、関数だけでは限界を感じる場面が出てきました。
例えば:
- 10個以上のファイルを一括で処理したい
- 保存と同時に印刷やメール送信を自動でやりたい
- 入力ミスをリアルタイムにチェックしたい
そこで出会ったのがVBA(Visual Basic for Applications)。
最初は意味不明でした。
でも、「ひとつの処理がボタン一発で終わる」ようになると、
“作業”から“設計”へと頭の使い方が変わっていくのを感じました。
■ 周りが驚いてくれた。それが何よりのモチベーションに
あるとき、自分が作ったマクロを同僚にシェアしたら、
「え、これすごい」「何やったの?」「教えて」と言われました。
いつも助けられる側だった自分が、
“誰かの役に立てる側”になった瞬間でした。
自分の手間を減らすことが、
まわりの人の時間も生み出している――
それに気づいたとき、Excelが“仕事道具”から“成長のパートナー”に変わりました。
■ 結局、自己成長と「ありがとう」の積み重ねだった
Excelの関数やVBAを学ぶきっかけは「残業がツラい」でした。
でも振り返ってみれば、
それはただの入り口でしかなくて、
今の自分にとっては:
- 仕組みを考える面白さ
- 成長を実感できる達成感
- 「助かったよ」と言われる小さな喜び
これが一番大きな財産になっていると感じます。
■ 最後に:もし今、あなたが…
- 作業に追われている
- もっと効率化したい
- 自分にしかできない仕事がしたい
そう感じているなら、関数やVBAの学習は間違いなく突破口になります。
すごいスキルじゃなくて大丈夫。
“やってみた”一歩が、未来を変えてくれます。
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