はじめに:働き方が変わると、人生が変わる
社内SEになる前、私は保守・保全・検査業務に従事していました。
さらに営業ノルマや24時間体制の当番もあり、毎日が綱渡り。
「これは、ずっと続けられる働き方なのか…?」と感じていたのを今でも覚えています。
でも、社内SEという職種に就いたことで、働き方は驚くほど変わりました。
この記事では、時間に縛られていた私が、裁量と自由を持つ立場へと変化した実体験をお話しします。
社内SEになる前:保守・保全員という「動けない働き方」
私が従事していたのは、工場や設備における保守・保全・検査。
製造を止めないために、現場では次のようなスタイルで働いていました。
■社内SE以前の働き方
- 時間に縛られる業務:計画点検や定時対応など、すべてがスケジュール主導
- 営業ノルマの兼務:技術職でありながら売上数値の責任を負う理不尽
- 24時間体制の当番制度:突発対応のため休日や深夜も気が抜けない
このような働き方では、「自分で時間を設計する」余地がまったくありませんでした。
判断も裁量もなく、毎日が「割り当てられた仕事を消化する」だけの感覚だったのです。
社内SEになった後:自分の意思で動ける働き方へ
一転して、社内SEになった今では、働き方は劇的に変化しました。
■社内SE以降の働き方
- 完全に自分でスケジューリング可能
周囲に同じスキルを持つ人間がいないため、タスク管理や判断の裁量が100%自分にある。
逆に言えば、他部署には何が正解かすらわからない世界。 - 業務時間中に技術を試し、学べる
情報収集・検証・PoC(概念実証)は立派な「業務」扱い。
最先端技術に触れることが、自分の「仕事」として評価される。
このような裁量と自由が与えられる環境は、前職では想像もできなかったことです。
働き方の変化で得られた“3つの自由”
① 時間の自由:「時間を使う」ことが許されるようになった
以前は、段取りもスケジュールも外部起因。
今は納期に間に合えば“どう時間を使うか”は自分の裁量。
情報収集も検証も、すべてが業務に直結しており「無駄な時間」が存在しない。
② 判断の自由:「正解は自分で作る」立場になった
かつては“指示を待つ側”だった私が、今では**「何をどう改善するか」を決める側**に。
正解がない中で、自分の判断で構築した仕組みが現場で役立つ。
「誰にもわからないことを自分が決める」仕事には大きなやりがいがあります。
③ 学習の自由:「学ぶ=働く」が成り立つ日常
かつては自己研鑽は“業務外”の扱いで、時間を削って学ぶしかありませんでした。
今は学ぶことがそのまま価値になる。
Power AutomateやPower Appsを学び、社内で業務を自動化した例も多数あります。
まとめ:社内SEという選択が、働き方を根底から変えた
保守・保全員としての働き方に疑問を抱いていた私は、
社内SEになることで「時間・判断・学習」の自由を手に入れました。
- 受け身の仕事 → 主体的に改善する仕事へ
- 指示待ち → 自分で考えて動く仕事へ
- 時間に追われる → 自分で時間を設計する仕事へ
同じ会社でも、職種が変わるだけで働き方も、心の余裕も、未来の見え方も大きく変わる。
社内SEは、まさに「内側から会社を変える」立場です。
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