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社内SEへの転身|独学スキルでつかんだ“DX人材”へのキャリアチェンジ

目次

はじめに:社内SEは“自分で選び取った道”だった

「なんとなく今の仕事を続けてきたけど、本当にやりたいことがある」
そんなモヤモヤを抱えながら、私はプログラムの独学を始めました。

当時は社内のごく普通の事務職。しかし、会社が「DX化を進めたい」と望んでいることを知っていた私は、「自分のスキルがあれば役に立てるかもしれない」と思ったのです。

結果として、私は自力で社内SEの道を切り開くことになります。この記事では、そのリアルな経緯と現在の仕事内容、独学のステップをご紹介します。

なぜ私は社内SEを目指したのか?

DXを望む会社と、そこにいた“ただの社員”

私が勤めている会社では、「DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい」という話は何度も出ていました。でも、具体的な動きがあるわけでもなく、体制が整っているわけでもない。

先輩

「誰かが動けば変わるのかもしれない」

そう思った私は、当時の業務とはまったく関係のないVBAやPower Automateなど、業務自動化の技術を独学で学び始めました。

現職への違和感と、学びの決意

もともと私は「現状維持」が得意なタイプではなく、もっと改善や仕組み化をしたい性格でした。でも、今の仕事にはその余地がなく、正直なところ物足りなさを感じていました。

そんな中で出会ったのが、業務効率化ツールの世界。
「自分の手で、社内の面倒な作業を効率化できるかもしれない」と思った瞬間でした。

転職活動がきっかけで、社内SEに抜擢された話

転職活動を始め、私は35歳で年収500万円の内定をもらいました。
このタイミングで、上司に退職の意思を伝えたのです。

上司は退職願いを提出する旨を伝えてきました。

しかしその後、私の予想外の展開が待ち受けていたのです。

「うちでやってくれないか? DXを推進する役目を」

その声の主は私の退職を止めなかった上司のさらに上の存在。

大上司。

現在の取締役。

私では手の届かない雲の上の存在。

声を聴いたのは10年ぶりだった。

「うちでやってみないか?」社内SEとしての提案

独学していた内容や、これまで社内で改善提案をしていた実績があったこともあり、私は**社内SE(社内DX担当)**という新しいポジションに就くことになりました。

最初は「抜擢」よりも「とりあえずやってみろ」の空気でしたが、やりたい仕事ができるなら十分。

「辞める覚悟」があったからこそ、社内の選択肢が見えてきたのだと思います。

社内SEとしての現在の仕事内容とやりがい

現在の私は、以下のような業務に携わっています。

  • Excel業務の自動化(VBA)
  • Power Automateでのフロー構築
  • PowerAppsでの社内アプリ開発
  • 各部署からの改善依頼のヒアリング
  • 業務マニュアルの電子化や一元化

ときには「これやっといて」と丸投げされることもありますが、自由度が高く、自分の裁量で動けるのが大きなやりがいです。

そして何より、現場の人から「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が一番嬉しい。
「この人がいてよかった」と思ってもらえる働き方ができるのが、社内SEの魅力だと思います。

スキルはどう学んだ?独学のステップ

小さな自動化から始めた

最初は「業務の一部をラクにする」だけでした。
自分が毎日やっている面倒な作業に対して、「VBAでできないか?」「Power Automateで自動化できないか?」と考えながら手を動かしていました。

無料テンプレートを活用し、トライ&エラー

Microsoft公式のPower Automateテンプレートや、ネットにあるサンプルコードを試しては、意味が分かるまで分解していく。
これが一番の学習になりました。

実務の中に“教材”があった

社内の業務は「決まった手順」と「繰り返し」の宝庫です。
つまり、自動化の材料が山ほどあるということ。現実の課題を教材にすることで、スキルが自然と実践的になっていきました。

これから社内SEを目指す人へのアドバイス

まずは自分の業務をラクにしてみる
 → それが立派な「業務改善」です。

辞める覚悟があれば、提案も通りやすくなる
 → 自分の意思を見せることは、社内でも効果があります。

スキルは“見える形”で残そう
 → 小さな成果でも、資料やテンプレートとして共有すれば説得力になります。

独学でも十分通用する世界です
 → 私もそうでしたから。

まとめ

社内SEという職種は、ただ“希望する”だけではなれません。
でも、「スキル」と「行動力」があれば、自分でその道を作ることができます

私が経験したように、まずは小さな一歩から始めてください。
それが、あなたの未来を変える第一歩になるはずです。

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