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【比較】Excel関数・VBA・Power Automateの使い分け

目次

はじめに

業務効率化を進めたいとき、必ず出てくる3つの選択肢があります。

  • Excel関数
  • Excel VBA
  • Power Automate

どれも「作業をラクにする」ための強力なツールですが、
**「どれを使えばいいの?」**と悩む方も多いはず。

この記事では、それぞれの特徴と「どう使い分けるべきか?」を、現役社内SEの視点からわかりやすく比較解説します。


各ツールの特徴

① Excel関数|まず最初に覚えたい「計算の基本」

  • 得意なこと:セルの計算、条件分岐、文字の加工、集計など
  • 代表的な関数IFVLOOKUPSUMIFTEXTXLOOKUP
  • 学習コスト:★☆☆☆☆(低)
  • 自動化度:★☆☆☆☆(低)

活躍シーン例

  • 請求書の合計金額を自動計算
  • 顧客データを条件で分類・抽出
  • 日付の自動表示や曜日の取得

まずは関数で“手作業を軽減”させるのが第一歩!


② Excel VBA|「自動化」といえばこれ!

  • 得意なこと:複数の処理を一括で実行、クリックで自動化、ファイル操作など
  • 代表的な処理
    • 一括印刷
    • 複数ブックの集約
    • ボタンでシート移動、保存、整形など
  • 学習コスト:★★★☆☆(中)
  • 自動化度:★★★★☆(高)

活躍シーン例

  • 月次の報告書をボタン1つで自動出力
  • 100ファイルの特定データを一括収集
  • CSVの整形・書き出し処理

「人が操作しなくていい仕組み」が作れるのが最大の魅力!


③ Power Automate|ノーコードで社内システムと連携

  • 得意なこと:他ツールとの連携、自動トリガー実行、通知送信、ファイル保存など
  • 代表的な機能
    • メール受信で自動保存
    • Teamsに通知を送信
    • SharePointのデータ登録
  • 学習コスト:★★☆☆☆(低〜中)
  • 自動化度:★★★★★(最高)

活躍シーン例

  • アンケートの回答があったら通知
  • Excelの更新で社内チャットに自動投稿
  • 日次でファイルをバックアップ

クラウド連携に強く、時間やイベントをトリガーにできるのが最大の利点!


【比較表】使い分けのポイントまとめ

比較項目Excel関数VBAPower Automate
難易度
自動化のレベル基本レベル高度な処理が可能完全自動(人手なし)
操作対象同一シート/ファイル複数ファイルや操作全体Office以外も対象可
開発環境Excel画面上Excel + エディターブラウザ上(クラウド)
事前の知識少しでOK多少のコード知識必要ロジック思考あればOK
向いている人初心者・一般事務中級者以上・社内SE自動通知・業務効率担当者

現場での使い分けイメージ

  • 関数でできるならまず関数!
  • 複雑すぎたらVBAへ移行!
  • 人が操作せず動く仕組みを作るならPower Automate!

よくある質問(FAQ)

Q. 関数とVBA、どっちから学べばいい?

A. Excel関数からでOKです。
基礎を固めてからVBAに進めば、学習効率も実務効果も高まります。


Q. Power Automateは難しいですか?

A. ノーコードなので見た目の操作が中心です。
業務の「流れ」が見えている人にはとても使いやすいツールです。


最後に|自分に合ったツールから始めよう

効率化の第一歩は、「自分の業務に合ったツールを選ぶこと」。

  • 日々の手作業をラクにしたい ⇒ Excel関数
  • 毎月同じ作業を繰り返している ⇒ VBA
  • ファイルや通知を自動化したい ⇒ Power Automate

少しずつ使える幅を広げていけば、
あなたの仕事はもっとスマートになります。

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