
エディタを開いたはいいけど、次に何を書けばいいか分からない
半分書いたところで「あれ、これってどうやって作るんだっけ?」と悩む
設計を飛ばして勢いで書き始め、迷路に迷い込む
結論:あなた(私)自身が何をしたいか具体でわかっていないから。



私も昔はしばしば手が止まっていました。
何なら今でも稀に手が止まることもあります。
思い返せば「構想(設計)が固まっていない」ことが原因でした。
「コードを書き始めたのに、急に手が止まる…」その理由
プログラミングを始めたばかりの人がよく陥る状況に、こんなものがあります。理由は明確で結論にて述べたように「あなた自身が何をしたいか具体でわかっていないから」これに尽きます。プログラマーの仕事はコードを書く事だと思われがちですが、実は違います。システムを構築すること。これが仕事です。少なくとも私はそう考えています。
なので、システム構築ができていない段階で(構想(設計)が固まっていないのに)コードを書き始めても、ほぼ確実に手が止まります。手が止まるだけならまだマシですが、悪影響をもたらすことも…。
構想不足がもたらす3つの悪影響
- コードの迷子化
- 行き当たりばったりで書くと、途中で仕様変更が必要になり、書いた部分を何度も作り直す羽目になります。
- 時間の浪費
- 「次に何をするか」をその場で考えるため、作業効率が極端に悪くなります。
- モチベーションの低下
- ゴールが見えない状態だと、達成感も見えず途中でやる気が削がれます。



このような悪影響にさらされないように、プログラミングをおこなううえでは「初期段階での構想」が非常に重要となってきます。
手を止めないための「構想づくり」の3ステップ
① ゴールを明確にする
- 「最終的にどんな機能が必要なのか」を具体的に書き出す。
- 例:
- 「ボタンを押すとCSVが読み込まれ、別シートに出力される」
- 「特定の列に数値を入力すると、自動で背景色が変わる」
② 必要な処理を分解する
- ゴールまでの手順を細かく分ける。
- 例:
- CSVファイルを選択
- データを読み込む
- 整形して別シートに貼り付け
③ 処理単位でコードを書く
- 一度に全体を書こうとせず、小さなブロックごとに完成させていく。
- 動作確認もその都度行うことで、エラー箇所を特定しやすくなります。
実務での小ワザ:「紙に書く」か「フローチャート化」
プログラムは頭の中だけで設計すると抜け漏れが発生しやすいです。
そこで、紙やホワイトボードに処理の流れを書き出すのがおすすめです。
最近では、無料で使えるフローチャートツール(Lucidchart、draw.ioなど)も便利です。
まとめ|プログラムは「書く前」に8割決まる
プログラミングは構想8割、コーディング2割。
手を止めないためには、エディタを開く前に「何を、どんな順で作るか」を固めておくことが重要です。
次にコードを書くときは、まず深呼吸して**「この後やることは全部決まっているか?」**を自分に問いかけてみてください。
それだけで、途中で手が止まる確率はぐっと下がります。



とはいえ構想を考えるには慣れが必要だと思います。
まずは身の回りの「自動で動いている機械」を想像してみてください。
どうやって動いているのか?どうやって判定しているのか?どういう結果を与えているのか?結果を与えられない時の処理は?
これが出来ると手が止まらなくなります。
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