~社内DXの第一歩はここから始まる!~
はじめに:なぜ今、Microsoftスキルが求められているのか

「非エンジニアでも、業務効率化の主役になれる」
そんな時代が、もう始まっています。
Microsoft 365 の普及と共に、Excelの自動化、Power Automateでの業務フロー改善、Power Appsによるアプリ開発など、社内ツールを使いこなす力がDX推進の鍵を握るようになりました。



「でも、プログラミングなんてやったことない…」
「Excelは少し使えるけど、それ以外はまったく分からない…」



そんなあなたにこそ届けたい、独学者向けロードマップをまとめました。
ロードマップ全体像(まずはここをチェック!)
ステージ | 習得スキル | 主なツール | 難易度 |
---|---|---|---|
初級 | Excel関数、VBAの基礎 | Excel | ★☆☆☆☆ |
中級 | Power Automate、Forms連携 | Power Automate | ★★☆☆☆ |
中上級 | Power Apps、SharePoint | Power Apps / SharePoint | ★★★☆☆ |
応用 | Dataverse、Power BI、Power Automate Desktop | 全Power Platform系 | ★★★★☆ |
転職活動中だった、35歳の私のステージは「初級」でした。VBAでExcel単体のことであれば、だいたい何でも実現可能。そんなレベル感でも世の中では上位層として認識されます。年収を最速で早く上げるには持って来いの分野です。
あなたの周りに本業でもないのにVBAを扱える人は何人いますか?上位層とはそういうことです。
ステージ1:まずはここから!Excel関数とVBAの基礎
対象者:Excelは触ったことがあるが、関数やマクロは不安な方
学ぶ内容:
- IF / VLOOKUP / SUMIFSなど基本関数
- マクロ記録
- VBAでのセル操作や条件分岐



ポイント:いきなりPower Automateより、まずはExcelを正しく使いこなせるようになるのが肝心です。
関数もきちんと経由していたほうが、Power Appsの感覚が養われます。
ステージ2:Power Automateで自動化に目覚める
対象者:繰り返し作業を減らしたい人、メール送信や通知を自動化したい人
学ぶ内容:
- フローの作成
- 条件分岐(If)
- Apply to each(繰り返し)
- FormsやOutlookとの連携



ポイント:複雑な構文は不要。初心者でもマウス操作中心で自動化が可能です!
私は業務内容の都合上、先にステージ3の内容に着手しました。関数とPower Appsが感覚が似ているので先にステージ3に移動するのもありだと思います。
ステージ3:Power Appsで社内アプリ開発に挑戦!
対象者:業務で使える入力フォームや業務アプリを作ってみたい人
学ぶ内容:
- Power Appsの画面設計
- ボタン・フォームの使い方
- データ保存(Excel / SharePoint)
- 入力チェック・フォームリセット



ポイント:最初は小さく始めて「入力画面+保存」だけでも大きな業務改善になります。
Power Appsはアプリの開発環境です。アプリはデータの新規追加・データの編集・データの削除を主に行うためのツール(道具)をイメージしてください。
ステージ4:DataverseやPower BIで本格的なデータ活用へ
対象者:業務データを蓄積し、分析・可視化・活用したい方
学ぶ内容:
- Dataverseのテーブル管理
- Power BIでのレポート作成
- Power Automate Desktopでローカル作業を自動化



ポイント:ここからは専門性が求められますが、基礎ができていれば問題ありません。
余談ですが、Power Automate DesktopとPower Automateは別物です。Power Automate DesktopはPCが立ち上がっていないと動かない。Power Automateは特定条件(トリガー)を満たした時にPCが落ちていても動作します。
参考スキルマップ(独学の道しるべ)
Excel関数 → VBA → Power Automate → Power Apps → Dataverse / Power BI



この順番で学習することで、社内DXの地力を無理なく身につけていけます。
よくある質問(FAQ)



IT未経験者でも本当に可能ですか?



はい、十分に可能です。
実際に私自身、30歳から独学をスタートし、最初は手探りの状態でした。
その後、35歳のときに年収500万円の内定をいただくまでに成長しました(※内定は辞退させていただきました)。
最終的には、23歳から勤め続けている現職で、
36歳のときに社内SEに抜擢され、業務改善の中核を担っています。
未経験でも、正しい手順と学習環境があれば、確実にキャリアは切り開けます。
特に スクールやメンター制度の活用は、効率よく「現場で使えるスキル」を得る近道です。



学習時間の目安は?



平日30分〜1時間の学習でも、約3ヶ月で最初の業務自動化が完成するペースが理想です。
ただし、最初は「何がわからないかがわからない」状態になることが多く、孤独との戦いにもなりがちです。
だからこそ、
「環境に投資する=最短で結果を出す」という考え方が非常に重要です。
「時間をお金で買う」とはまさにこのこと。
自己投資としてスクール・講座・サポート付きコミュニティを活用することで、挫折せずに続けられる人が格段に増えています。
まとめ:DXの第一歩は「手を動かすこと」



小さく始めて、大きな変化を。
最初の1歩は「Excelの関数」かもしれません。わたしも実際そうでした。
でも、その小さな一歩がPower Platformという広大な世界につながっています。
2025年は、あなたのスキルを「価値」に変える年にしましょう。
このロードマップが、その第一歩になれば幸いです。
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