A子さん、ついにVBAに心が折れかける
A子さん「先輩……もうダメかもしれません……」
先輩「どうしたの、A子さん？」
A子さん「毎日少しずつVBAの勉強をしてたんですけど、思った通りに動かないし、エラーは出るしで……正直、心が折れそうです……」
先輩「うん、分かるよ。実はね、誰でも一度はその壁にぶつかるんだ。今日は“挫折しそうな時の処方箋”を一緒に見ていこうか」
挫折ポイント①：何が分からないかが分からない
A子さん「変な話なんですけど、何が分からないのか自分でも分からなくなるんですよね……」
先輩「それ、すごく大事な気付き。VBAは“調べながら学ぶ”ことが前提なんだけど、最初は用語も操作も初めてだから“検索する言葉”すら分からないことが多いんだよね」
A子さん「だからググっても見つからないんですね……」
先輩「うん。だからこそ、まずは“写経”から始めるのがいい。サンプルコードをそのまま動かして、意味がわからなくても“動いた成功体験”を積むことが先決だよ」
挫折ポイント②：エラーの意味がわからない
A子さん「“実行時エラー”とか“オブジェクトが必要です”とか、よくわからないエラーが出て焦ります……」
先輩「VBAのエラーメッセージって、確かに初心者にはとっつきにくいよね。でも、逆に言えば“毎回だいたい同じエラーが出る”から慣れるよ」
A子さん「そうなんですか？」
先輩「例えば、“オブジェクトが必要です”は、だいたい“Setし忘れ”か“存在しないものを呼び出した”時に出る。エラー文は“お知らせ”なんだと思って、落ち着いて対処すればいい」
挫折ポイント③：進んでいる実感がない
A子さん「毎日学習してるのに、なんだか成長してる気がしないんです……」
先輩「わかる。VBAは“できた！”が一瞬すぎて、積み上がった感覚が薄いんだよね」
A子さん「たしかに、昨日できたことすら忘れてる感じがします……」
先輩「そんな時は、“何ができるようになったか”を書き出してみるといいよ。1日1個でいい。“マクロ記録ができた”“メッセージを出せた”みたいにね。目に見えるようにすると、進歩が実感できるから」
挫折ポイント④：周囲に相談できる人がいない
A子さん「職場でVBAやってる人がいなくて、相談できないんです……」
先輩「それなら、今は“1人で学ばなくていい時代”だよ。YouTube、Qiita、ブログ、そしてX（旧Twitter）にも仲間はたくさんいる」
A子さん「たしかに、最近よくVBAの投稿を見る気がします」
先輩「“一緒に進める人がいる”って思うだけで、気持ちって全然違うよ。『#VBA勉強中』とかつけて発信するのも、気持ちの整理になるしおすすめ！」
挫折ポイント⑤：もっとラクな方法があると感じる
A子さん「最近“Power Automate”とか“Python”とかいろんなツールがあるって聞いて、VBAって古いのかな？って思っちゃって……」
先輩「それもよく聞く話。でも“Excel作業をラクにする”って目的なら、今もVBAが最短なんだ」
先輩「Power Automateも便利だけど、できることに限界がある。Pythonも環境構築から学ばないといけない。VBAは“すでに入っているExcel”で完結できるっていう、ものすごく大きなメリットがあるんだ」
A子さん「なるほど……。Excelで完結できるって、やっぱり便利なんですね」
先輩「そう。だからこそ“まずはVBAで一歩を踏み出してみる”のが王道だよ」
まとめ：あなただけじゃない。みんな一度は挫折する
A子さんのように、VBAを学んでいて「心が折れそう……」と思うことは、誰にでもあります。
でも、**「挫折するポイントには、すべて乗り越える方法がある」**ということも忘れないでください。
進まない日があってもいい、エラーで凹んでもいい、でも「それでもやってみたい」と思ったあなたは、もう“脱・初心者”の一歩手前です。
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